日本気象協会様
番組×ピッチコンテストで気象ビジネスの可能性訴求と協業先の発見を実現
今回の施策では、日本気象協会が展開するサービスの認知度向上と、提供する気象データの有用性を訴求することを目的に、NewsPicksの人気番組『The UPDATE』にて事業を共創するパートナーを募集するピッチコンテストの開催を実施しました。
お話を伺った方
気象・防災・環境分野における企画提案から調査・データ解析・情報提供・コンサルティングまでをワンストップで実施する気象コンサルティングサービスのパイオニア日本気象協会。今回は同社が提供する気象データの有用性を訴求することを目的に、NewsPicksの人気番組THE UPDATEに出稿いただきました。なぜNewsPicksをコンテンツパートナーとして選んだのか。その理由や、実施後の成果や反響について、同社で「ウェザーマーケティングプロジェクト」のリーダーを担う齋藤さんにお話を伺いました。
「気象データの有用性」を届けるための“最適なコンテンツ”とは
NewsPicksオリジナル番組「THE UPDATE」にて、事業を共創するパートナーを募集するピッチコンテストを開催しました。改めてご依頼の背景を教えてください。
天気予報サービス「tenki.jp」のイメージが強い日本気象協会ですが、実はそういったサービスはあくまでBtoCの事業の一部です。実態としては、気象データを活用して商品の生産性や小売店の来客数など、商品需要を予測するソリューションや、物流網向けリスク情報、エネルギーの発電量など、法人向けの特殊な予測情報をお届けしている企業なんです。
しかし、我々がこうしたビジネスを行っていることの認知度が低いことに課題意識があり、会社が展開しているサービスの認知度を高めると同時に気象データの有用性を訴求するためには、第一線で活躍されているビジネスパーソンやIT分野に明るい方にアプローチする必要があると思い、NewsPicksへ依頼することにしました。
ターゲットと読者層のマッチングに期待していただいたのですね。ご依頼にあたって、番組形式である「THE UPDATE」を選んだ経緯をお聞かせください。
担当の方からいろいろな提案を受けて、その中のひとつに「THE UPDATE」がありました。当協会は自分たちで言うのもなんですが「職人肌で実直な社風」なので、コンテンツ上でガツガツ露出するよりも、気象データの有用性についてプロモーションをしたい。そんな思いがあったので、番組形式と相性が良い印象でした。
なので、番組を通して協業相手となるスタートアップを募集するという企画を提案していただいて、「そんな手法があるのか!」と驚きました。
サービス訴求とビジネス活用、“両取り”を実現
番組はスタートアップを募るピッチコンテストと投資家の方々とのセッションの2部構成でした。印象に残っていることはありますか?
スタートアップの方々はアイデアと情熱に溢れていて、高い市場開拓力を持っています。 私たちが想定していた以上に豊かな発想でデータ活用の可能性を提案してくださって、これからビジネスを展開していくうえでのヒントをもらえましたね。
優勝したスタートアップは、熱中症予防に関するビジネスに気象データの活用を検討しており、今もやりとりが続いています。投資家の方々とのセッションでは、欧米の気象ビジネスの規模の大きさが示され、日本市場は遅れているのだと思い知らされました。
このギャップを埋めるために、我々はどのようなアクションをとるべきか。それを考えるきっかけになり、視野を広げてくれる企画だったと思います。
番組の反響はいかがでしたか?
単純に、番組に対して「面白すぎる!」という声がありましたね。投資家の方々とのセッションで欧米の気象ビジネスが紹介されましたが、「気象ってこんなに儲かるのか!」と社内にも新たな気付きがありました。データの活用法に関して確認する機会になり、プロダクトの磨き込みに繋がったと思います。
企画を通して、社内に新たなナレッジを持ち帰ることができたのですね。
はい。それと同時に社外へのプロモーションとしても、効果的な企画だったと思います。読者層がターゲットにマッチする媒体としてNewsPicksを選びましたが、今回はスタートアップと投資家の双方の目線からコンテンツを構成してもらえたことでビジネスパーソン層を細分化し、そこに適切にアプローチできるように演出できたので、満足しています。
これまで他メディアへの出稿はありましたが、今回新たに全く違う手法でタイアップできたのは良い試みだったと感じています。
NewsPicksは魅力的なコンテンツを作る力とまさに我々が届けたいユーザーを抱えています。今後も目的に応じて最適な施策を打つためにご一緒いただきたいです。