-
SPEAKERS
- CRO
瀬川 憲一 氏
株式会社みらい翻訳は、グローバル化が進む時代に、ビジネスの生産性を飛躍的に高めることのできる「AI自動翻訳」をサービス提供する会社です。2014年に設立し、ニューラル機械翻訳(NMT)を企業向けサービスとしていち早く商用化するなど、AI翻訳のパイオニアとして異彩を放っています。
そんなみらい翻訳の先進性を市場で啓蒙しながら、顧客獲得も狙いたいとNewsPicks BrandDesign(以下NewsPicks)にご相談いただきました。どんなプロセスを経て、どんな効果が得られたのか。みらい翻訳の CRO 兼 翻訳DXチーフエバンジェリストである瀬川憲一さんにお話を伺いました。
パートナーとして一緒にメッセージを作っていく
NewsPicksにお問い合わせいただいたきっかけや、背景を教えてください。
-
- 当時、みらい翻訳では認知向上施策をほとんど行っていませんでした。販売代理店に対する提案はひと通り終えていたのですが、今後を見据えるとさらなる成長戦略が必要でした。「今後、新しいリードが常に入る体制を構築しなければ成長が難しい」と課題感を持つようになり、特に認知度を引き上げるための施策の必要性が社内で高まっていました。
そんなときに、マーケティングを支援いただいているコンサルティング企業から、「認知施策としてNewsPicksを活用するのはどうか」と紹介されたんです。ただ、以前他のメディアで記事を出した際に、満足するクオリティではなかった経験があったし、反響も少なかったので、「記事を出す」ことが認知施策に効果的かどうかは正直懐疑的でした。
でも実際NewsPicksの方とお会いすると、そのような疑念はなくなっていきました。打ち合わせの際に感じたユニークさ、弊社事業への理解の深さに感銘を受けましたね。
また、NewsPicks自体が意識の高いビジネスパーソンが集まるメディアであるため、我々の存在を知っていただくコミュニティとして、最適な場所でもある。さらに、認知向上に最適なメッセージを一緒に作っていくパートナーになり得るのではないかと感じ、出稿を決めました。
打ち合わせや企画、取材の過程で印象に残っていることはありますか。
-
- 最も印象に残っているのは「みらい翻訳にとって、訴求すべき相手にフィットした表現は何だろう」「もっと多くの人たちにみらい翻訳を伝えるために、最適なストーリーは何だろう」と、一緒に考えてくれたことですね。
特に、担当の営業や編集者の方々の理解力が非常に高く、優秀で、インタビューの質問も的を射ていました。当社代表の鳥居(代表取締役社長CEO兼CTO 鳥居大祐 氏)にインタビューを受けてもらったのですが、私自身質問をいただく中で気付かされるものがあり、共にクリエーションできる感覚がありました。我々が伝えたいことを、より精緻に言語化してもらいましたね。極端な話、記事が出なかったとしても、記事を作るプロセスだけでも得られるものがあるなと思いました。
「記事」と「イベント」の掛け合わせで生まれる反響
仕上がった記事への満足度や、反響はいかがでしたか?
-
- インタビュー後に上がってきた、最初の原稿が良かったんですよね。「直すところ、なくない!?」みたいな(笑。) タイトルもすごく端的にまとめていただきましたし、そのメッセージ性も素敵で。こんな風に当社が打ち出されるなら、当初のスケジュールよりも早く出してしまいたいと思ったほどです。
記事の反響についても、すごくインパクトが出せました。記事が公開されたあと、明らかに新規の流入数が跳ね上がりましたし、出稿した月には過去最高リード数を獲得できたんです。社内でも、NewsPicksに掲載されたことを喜ぶ声がありました。
1本目の記事出稿後、『ChatGPTだけじゃない。翻訳も進化するAI時代、英語の“操り方“を知る90分』と題し、イベントを開催しました。改めて、感想を伺わせていただきたいです。
-
- 自社でイベント実施しようとすると、一緒に登壇していただく方を自力で探すのはなかなか難しいんです。しかし、NewsPicksさんにプログリットの岡田社長をお呼びいただき、コンテキストに沿った、高いレベルの知見を持つ方々に登壇いただけました。
また、私たちは従来法人をターゲットとしてきたのですが、法人組織だけでなく、個人にも拡げたテーマにしたことで、自社の強みの認知を拡大できたのではないかと思います。
イベントの実施に至るまではNewsPicksのみなさんと忌憚なく意見を交わし、相談しながら企画を組み上げていったので、それが奏功したと考えています。
-
- イベント本番では、担当していただいた編集者の方のファシリテーション含め、内容的にもすごく良かった。参加者の皆様の当社への理解が一段階深まった感覚がありました。
当日は、実際に会場に来てくれる自社スタッフもいたんですが、社内でも良い反響がありましたし、自社で働くモチベーションも上げられた気がします。
今後、NewsPicksでやってみたい取り組みがあればぜひお聞かせください。
-
- 今後、弊社では広報を強化し、競合の企業を含め、私たちが所属する業界全体を巻き込んだイベントを打っていきたいと考えています。
これを開催するとしたら、その後にもネットワークを築けるようなコミュニティが必要になる。そこでは、ぜひNewsPicksさんに旗振り役としてご協力いただき、市場創造のフェーズにある、この業界を当社のイベントのようにまた一緒に盛り上げていきたいなと思っています。