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採用率「0.2%の壁」を破った白熱イベントの秘訣

矢印 矢印 課題
  • 採用ブランディング

会社を次のフェーズへとドライブできる、起業家の視座を持った人材を確保したい。

矢印 矢印 施策概要

一休という組織体の魅力を伝えるため、ヤフーの常務執行役員で一休社外取締役の小澤隆生氏、一休代表取締役社長の榊淳氏、現役で活躍する若手社員のインタビュー記事を配信。その上で、V 字回復を牽引した榊社長自身が登壇する実践型ワークショップ、レポート記事を実施し、同社で働くことで得られる価値を立体的に訴求した。

求める人材像とNewsPicksのユーザーが一致した

──2016年、ヤフーからのTOBを経るまでに、数年間で時価総額が100億円から1000億円を超えるなど、一休は急成長を遂げてきました。その中で、人材確保にあたりどのような課題感があったのでしょうか。


井上 これまで採用に関しては、我々が理想として思い描く人材と、実際の応募者にギャップがありました。まず、一休で求めているのは、ベンチャーマインドを持ち、自分自身で課題を設定し、自走して、解決していくような人材です。

一方で、これまでの応募者は、一休.comのイメージに共感し、“キラキラとした”世界観に惹かれて応募していただくことが多かった。さらに、2016年にヤフーの子会社になり、社員数も300人を超えるような規模感になりました。

現在の課題感が生まれたのは、一休という会社に付随するブランドイメージが、実状とのギャップを生んでしまったのが要因と捉えています。

──そういった状況の中で、NewsPicksを選んだのはどういった理由があったのでしょうか。


井上 一番の理由は、NewsPicksのユーザーが、一休が求めている人材のイメージと合致したからです。NewsPicksユーザーのイメージを簡潔に表現すると「背伸びしながらも努力する人」かなと。なりたい自分に少しでも近づくために挑戦したり、勝負所で力を発揮できるように努力したり……。

それらを踏まえて、我々の思いを受け止めてくれる人材が、NewsPicksであればいるのではないかと考えました。

一休を最も理解してもらうイベントとは何か

──企画実施にあたってはどのようなプロセスで進めていったのでしょうか。


井上 2カ月ほど、何度もディスカッションさせていただきました。最初の提案は定型的な企画だったと覚えているのですが、以降はブラッシュアップを重ねていただいて、「一休の思いが一番伝わるパッケージはこれです」と期待を超えた企画にまとめていただきました。

我々の思いを伝えていく中で、NewsPicksチームのみなさんは「納得する形ができるまで議論しましょう」と前のめりな姿勢で臨んでくれたことが印象に残っています。

──企画のパッケージは、イベントを軸として、告知記事とジョブオファーを組み合わせたコンテンツでした。榊淳CEOによる「一休の業績改善ケーススタディ」というユニークなイベントはどのように決まったのですか。


井上 イベントの実施は、当初プランニングにありませんでした。ただ、ディスカッションするうちに、一休という会社を理解してもらうには、弊社の榊(代表取締役社長の榊淳氏)と実際に会うことが、一番伝わるのではないかという話になったんです。

榊が一休にコンサルタントとしてジョインしたのは2012年。以後、加速度的に会社が成長していきました。その理由をさまざまな方から尋ねられるのですが、答えは「榊淳」という存在に行き着くんです。

彼がいたからこそ、共に働く私たちは毎日毎日“思考の筋トレ”をして、成長することができた。もちろん、とても疲れるんですけど(笑)。ただ、筋肉がつけばどんな時でも勝負できる。そんな集団に変化していった経緯があります。


NewsPicksからもアイデアをいただき、我々が榊と働く中で感じている、「頭が疲れるけど楽しい」というポジティブな感覚を体験してもらうことが、一番のバリューになるという結論に至りました。そして、「社長の右腕として経営を体感する」をテーマに、「時価総額100億円→1000億円をどう実現したのか」という、榊の経営思考を疑似体験するイベントのフレームワークができたんです。
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1

ジョブオファー連載 全3本

一休CEOの榊淳氏、急成長を支える20代社員、また同社を買収したヤフーの小澤隆生氏のインタビューを実施。同社のこれまでの軌跡に加え、現在もベンチャースピリットを持ち、進化し続けられる理由を多面的に伝えた。

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2

告知記事配信

榊CEOが講師役となり、一休がどのように「時価総額100億円→1000億円」を実現したか実戦体験できるワークショップ型イベントに、20代限定で参加者を募集。50名の募集に対し、応募総数は160名に達した。

「0.2%」という採用率の壁を越えた

──当日のイベントは白熱したと聞いています。


井上 まず榊が一休に入社した当時、創業社長・森正文から与えられた業務改善ミッションをどのように実現したかを、50人の参加者に説明。その上で参加者には、一休の業務改善のレバーとなる施策はどのようなものであったかについて議論していただきました。

参加者のレベルの高さ、熱の帯びようにとても感心しましたし、榊自身の魅力も時間が経つごとに表れてきたのがとても良かったですね。

実は、榊は写真が大嫌いで(笑)。でもリポート記事では、表情の良さを存分に引き出していただきました。企画内容だけでなく、細かなアウトプットが優れていることもNewsPicksの総合的な力だと感じます。両社がそれぞれプロフェッショナルとして力を注いだからこそ、印象に残るものになりました。
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3

「一休の業務改善ケーススタディ」開催/イベントレポート配信

榊CEO によるプレゼンテーション・ワークショップ、組織づくりについてのトークセッションを実施。後日、白熱の様子を収めたイベントレポートも配信した。結果、イベント・記事からの求人応募者数は合計で380人に上った。


──記事については何度も推敲(すいこう)したとうかがっています。


井上 制作を担当された方にはとても大変な思いをさせてしまったのですが、それが良い結果につながりました。一休としては、どこまで出して、出さないようにするかという判断が難しくて、最初に提出していただいた原稿に多く手を入れてしまったのですが、修正原稿のレベル感がとても高く、本当に素晴らしかったです。

また、時間が限られた中、その後もいろいろと修正のお願いをしたのですが、制作を担当された方から、「最後のアップされる1秒まで諦めませんから」と言っていただいて、とても心に響いたことを覚えています。

だからこそ、私たちも中途半端にOKと言わないように努めましたし、最後の最後まで粘っていただきました。NewsPicksの底力を感じましたね。結果、公開してもネガティブなコメントが一切なかったんです。好印象な受け取り方しかされてなくて、本当に良い施策となったと考えています。

──その後、採用について進展はありましたでしょうか。


井上 実は、一休は応募してから内定にいたるまでの採用率が0.2%なんです。つまり500人に1人くらいしか内定を出せない。そんな中で、今回のNewsPicksの企画を経由して採用につながった方が3人もいました。

加えて、面接に来られた方も、NewsPicksを見て応募したというコメントをいただくことが多かったように感じています。他媒体経由でも記事を見た方が多くいたので、正直なところ「そんなに見ているのか」と驚きました。

イベントからインナーブランディング構築へ

──社内での反響はありましたか。


井上 社内でも、今回のイベントが面白いという意見が多数あって、インナーでも同じイベントを実施しました。これがとても好評で。中途採用だと、一休の歴史や成長の背景を知らない社員も多いので、とてもいい場を作れたと思います。また、それがきっかけで「IKYU MANABIBA(一休 学び場)」という社内カンファレンスもスタートさせることができました。

──最後に、今後NewsPicksに期待していることはありますか。


井上 今回の企画後に、さまざまな会社から「『NewsPicks』、どうですか?」と聞かれることが多かったのですが、もちろん「すごく良かった」。でも、「すごく良かったよ、頼むといいよ」と軽々しく言えないなと思います。と言うのもやはり、これだけのコンテンツは、一休とNewsPicks、お互いに真剣度があったから、実現できたことだ、と。

お金を出せば良質なコンテンツを勝手に作ってくれる、みたいな生半可なことを、簡単には言えない。だからこそ、一休もまたNewsPicksと熱量を持ったコンテンツを練り上げられたらいいなと考えています。
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結果

・ターゲットとする20代のビジネスパーソンに、イベントと連載記事の双方で、一休で働くベネフィットを多角的に訴求できた。
・通常採用では500名に1名の内定率だが、コンテンツを通して3名の採用に至るなど、一休とカルチャーマッチする人材を獲得できた。
・社内的な反響も大きく、イベントのフレームワークを軸に、社内カンファレンスをスタートすることができた。

矢印 矢印 担当者の声
担当者 画像

奈良岡 崇子 NewsPicks

NewsPicks, Inc. Brand Design Editor

私自身、いつもレストラン予約やホテル予約、ギフト券で活用していた一休。
社員の方々には、いい意味でイメージを裏切られました。キラキラしたビジネスパーソンたちであることには違いないのですが、輝いているのは何といっても「眼」。好きな仕事に携われているというポジティブさが溢れています。

計4回の記事の取材を通して感じたのは、最高の「ユーザーファースト」を目指し、日夜走り続けている経営陣と若手社員たちの関係性が素晴らしいということ。
イベントは、集客ふくめ大成功。イベントの熱が漏れ出るような写真も社内外で好評をいただきました。
トップの榊社長を筆頭に「学び続ける」のが至上の喜び…といった一休のカルチャーの一端を味わったような、貴重な体験となりました。

「最高の記事を作るため、校了間際の1秒前まで諦めない」
これは狙って言ったわけではなく、自然と口から出た本心です。

NewsPicksの記事をきっかけに内定者が続いたというのは、クリエイティブ担当として望外の喜びです。
1回目の小澤氏インタビューで語られていた「謎の情熱」というキーワード。
その謎を解き明かすようなプロジェクトでした。

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