BtoB企業におけるパーパスとは「志」や「企業の社会的な存在意義」を指し、企業が何のために存在するのか、事業をやる理由は何か、という問いの答えとなるべき重要な方針です。企業の独自性や魅力を市場に打ち出すため、パーパスブランディングを強化する動きはますます加速している一方で、その成功事例は多くなく、成功の秘訣を手探りで模索される方が多いのも実情です。
本イベントでは、株式会社日本総合研究所(以下、日本総研)でマーケティング担当を務める水嶋 輝元氏と著書『パーパス 「意義化」する経済とその先 』の岩嵜 博論 氏を迎え、日本総研がパーパス策定に至った背景やパーパス策定を通じて実践してきたブランディングについてお話いただきます。
日本総研がパーパスを策定した2021年当時、BtoB企業におけるパーパス事例は少なく、なぜパーパスをつくるのかの議論から始まりました。その際にアドバイザーの岩嵜氏と共にブランディングの核となるメッセージを練り直し、パーパスを定めることで、社会に対しての自社の存在意義を言語化。その後、社内・社外へのコミュニケーションのアクションプランを策定し、次世代を担うNewsPicks読者層に向けた具体的なPR施策に落とし込み、記事連載を中心に自社のパーパスを発信してきました。
パーパスを軸とした数々の情報発信に際して、NewsPicksとともに取り組んだ施策やそれにより得られた具体的な成果を、NewsPicks Marketing組織責任者の半澤とともに対談形式で詳しく紐解いていきます。
日本総研がパーパス策定からどのようにNewsPicksでのPR施策に落とし込み、反響を得たのか、みなさまが自社で活かせる実践のヒントとなるセミナーです。
\このようなお悩みにお答えします/
・自社の事業や存在意義がマーケットに正しく伝わっていない課題がある
・パーパス策定からどのように具体的なPR施策に落とし込むのか知りたい
・NewsPicks上でどのような発信ができるのか成功事例を知りたい
トークテーマ
━━━━━━━━━━━━━━━━
・企業がパーパスを策定する意義
・日本総研がブランディング強化に至った背景やパーパス策定について
・BtoB企業にとってもパーパスが重要な理由とは
・パーパスドリブンなPR戦略でNewsPicksを選んだ理由
・NewsPicksが提案した企画の狙い
・施策の反響とお取り組みの感想
━━━━━━━━━━━━━━━━
・BtoB事業の経営者及び事業責任者、CMO / マーケティング責任者・企業のブランド戦略を担われているマーケティング及び広報、コーポレートブランディングの責任者、ご担当者
・ブランドコンテンツを制作し、顧客へ体験を届ける役割を担う組織の方
・パーパス策定や発信に携わる方
水嶋 輝元 氏
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター兼マーケティング部 インキュベーションプロデューサー
設計事務所にて国内外の都市デザイン業務に従事。その後、日本総研に入社し企業や官公庁向けのリサーチ、コンサルティング業務を行う。専門分野は戦略とクリエーティブの融合、先端技術(XR、web3等)と社会課題の掛け合わせ等による事業開発支援。現在はマーケティング部を兼務し自社のブランディング、プロモーションを行う。ロンドン芸術大学卒業、慶應義塾大学大学院修了。
岩嵜 博論 氏
武蔵野美術大学 クリエイティブイノベーション学科 教授 ビジネスデザイナー
リベラルアーツと建築・都市デザインを学んだ後、博報堂においてマーケティング、ブランディング、イノベーション、事業開発、投資などに従事。2021年より武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科に着任し、ストラテジックデザイン、ビジネスデザインを専門として研究・教育活動に従事しながら、ビジネスデザイナーとしての実務を行っている。 ビジネス×デザインのハイブリッドバックグラウンド。主な受賞にRed Dot Award: Communication Design、D&AD Awards Design Transformation Categoryなど。著書に『デザインとビジネス 創造性を仕事に活かすためのブックガイド 』(日経BP 日本経済新聞出版)、『機会発見―生活者起点で市場をつくる』(英治出版)、共著に『パーパス 「意義化」する経済とその先』(NewsPicksパブリッシング)など。イリノイ工科大学Institute of Design修士課程修了、京都大学経営管理大学院博士後期課程修了、博士(経営科学)。
半澤 瑞生【モデレーター】
株式会社ユーザベース NewsPicks Brand Design事業 Marketing & Insidesales ゼネラルマネージャー
大学卒業後、米国大学留学。帰国後、大企業役員向けのマッチングビジネスなどを展開する英系グローバル企業に入社。法人営業を経て、日本支社経営全般と売上/人事管理に従事。2016年、ユーザベースSPEEDA事業マーケティングチームにジョイン。2020年よりSaaSマーケティング横断組織の主メンバーとして、SPEEDA R&Dマーケティングの立ち上げ、INITIALマーケティングマネジャーを経て、2022年よりFORCASマーケティングマネジャーに着任。現職に至る。
島田 茉里子【司会】
株式会社ユーザベース NewsPicks Brand Design事業 マーケティング 島田 茉里子
新卒で三菱電機に入社後、ファクトリーオートメーションの法人営業に従事。2019年に英字新聞社The Japan Timesの広告営業へ転身。英語のコンテンツを通じて、企業・自治体・駐日外国大使館のグローバルコミュニケーションを支援。2021年からは経済メディアNewsPicksにジョイン。広告事業Brand Designのセールス、インサイドセールスを経て、マーケティングの立ち上げに尽力。